中間施設を知っていますか。
中間施設と言う言葉をご存知だろうか。
老人保健施設、特別養護老人ホームの事である。
病院と、家庭との間を取り繋ぐ、間の施設と言う意味である。
病院と退院させたいのだが、まだ、家庭では受け入れられない。
早期退院をさせるための、准病院とでも言おうか。
でも、今は、その概念は消えた。
即、在宅医療で在宅か、在宅とされる高齢者住宅、老人ホームに入れとの政策になった。
では、中途半端で、忘れ去られようとしている中間施設はどうなるのか。
施設の制度運用、入所基準は、法律によって、時代によって、変わり、現在は、経営困難になりつつある。
そして、老朽化した施設は、そのまま廃業となる。
経営的にも、建て替えも、運用継続も、年々困難になる。
高齢者住宅は、実質、無制限に建てられる。
つまり、もう、介護施設は、増やす時代はさり、減らしたいのである。
これは、保育園だろうが、学校だろうが、病院だろうが、同じなのである。
これは、お客の国民が減るのだから、当然だ。
作れ、増やせの拡大マーケットを、問題なく、縮小できれば良いのだが、そんな都合よく行かず、ある時に、崩壊するのではないかと心配している。
医療介護施設同時ドミノ崩壊である。
老健も、特養も、在宅医療や、入所地域制限を緩和し、高齢者住宅と同様にしたら良いと思う。
そうはならないと言う現実は、知っているが、知っていて、言っておきたい。
老健と、特養は、このままでは、滅び、社会から消えていく。
でも、それが、お国の本音、政策なのだと思う。
問題は、その次の施設体系、社会は、どうなるのだろう。
政策当局は、絵が見えているのだろうか。
私には、まだ、見えない。
ニューヨークや、パリの下街のように、孤独な独居老人ばかりのアパートのようになるのだろうか。
我が身の行く末として、心配している。
血糖162 体重74.3 介護者に嫌われないように、重くない老人になりたい。 太めのフレッド・アステア 湖山泰成
