ケアのAIシステム開発

病院の医療DXは、1病院あたり、2億円かかると言われる。

今の中小病院には、その経費を負担する利益、余裕はない。

日本の、病院は、経営的には、実質的に、医療保険のフランチャイジー店舗である。

その、運営、記録、請求システムは、元締めの国が作って、病院に低価格で提供すべきではないか。

各医療機関で、独立して開発し、費用負担するのは、現実的ではない。

実は、介護施設においても、全く同様な問題がある。

今回は、老人ホーム経営最大手の保険会社が、民間として、自主開発をしている。

それを、業界に有料で、開放すると言う。

素晴らしい事だ。

でも、介護業界の中小施設こそ、必要なのだが、そのコストを負担できるとは思えない。

元々、介護保険では、そのようなコストを想定していない。

システムを導入すれば、利用料以上の人件費の節約ができると言う理屈かもしれない。

でも、もう、今の民間介護施設、事業者は、そのような前向きに投資する余裕はない。

利用できる、大企業のみ生き残り、中小事業者は、間違いなく淘汰されるだろう。

お国は、革新的にそのような政策を打っている。

そのような業界で、多様な地域性を担保して多数の法人の経営をするのは、厳しい。

湖山Gは、その生き残る法人経営のモデルになりたいと、日々努力をしている。

繁栄も、成長も望まない。

今の職員と利用者と共に、生き残ることだけを、願っている。

来年からは、多数の医療介護事業者が、消えて行くだろう。

血糖131  体重74.1     今朝は、7種の根野菜のスープ、ワカメ胡瓜酢。もしかしたら、うどんも。             順天堂公衆衛生学 客員教授 湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by Meguro