行動する社会福祉法人
私の最初の仕事は、救急病院の再建から始まった。
医療は、進歩、競争が激しいので、毎年、新しい薬、検査を取り入れていかねばならない。
医療は科学。
次は、株式会社の老人ホームを開設した。
株式会社は、ビジネス。
これは、資本力のスピード競争だと思った。
そして、人材と資金に多少の余力が出来て、社会福祉法人を設立した。
最初は、社会福祉法人で、老健だったので、病院から介護への延長のつもりでいた。
湖山G内においても、医療法人、社会福祉法人、株式会社の法律、機能、社会性の違いを感じる。
結果として、湖山Gでは、社会福祉法人の特養ホームが、1番多い施設となったのは、地方中山間地では、特養のニーズしかなかったからだ。
地方では、行政と一体となった福祉介護施設である。
でも、都市においては、マーケットが大き過ぎて、行政の目が届かない。
結果、福祉法人は、株式会社と競争状態になっている。
社会福祉法人で働く人のマインドは、法律の遵守、行政管理。
自主的なサービスの創造や、競争は、必要ない、いけない事だと考える人も、まだいる。
頭で理解しても、行動が伴わない。
自分にだけ優しいのを、福祉だと、勘違いしている人もいる。
これからの、世界は、社会福祉法人と言えども、医療を理解し、医療と連携する。
介護市場を分析し、株式会社と対等に競争して生き残る。
筋肉、体力のある、行動力のある社会福祉法人しか、生き残れない。
悪い事もしないが、良い事をする力もない。
力は、行政の支援によるものではない。
福祉事業こそ、志と責任だ。
自力体力筋肉質の組織法人にならねば、次の時代に生き残れない。
そうならなければ、若い職員の将来は、報われない。
若い職員の未来に責任を持つ者以外の、幹部はいらない。
自分にだけ、優しい福祉など、あってはならない。
財政破綻にも、国家有事にも、災害にも、自助で利用者と職員を守る力のある法人こそが、社会福祉法人の資格となる。
行動力のある、戦闘能力のある、法人こそが、社会福祉法人である。
定款を書き換えたい。
職員の意識改革が、私の悲願だ。
首都圏大震災のその日を迎えるまで、私の戦いは続く。
能登地震174日
血糖184 夕食は、十日町の蕎麦とカマンベールチーズ。意外と良い取り合わせ。
湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事 湖山 泰成