古本の背どり
10代は、日曜日は、神田の古本屋街を回っていた。
表通りと裏通りを回って、1日を過ごす。
3店舗を回れば、新刊本も、読めてします。
そして、買うのは、店頭のカートに置いてある百円の文庫本である。
創元文庫、早川文庫などの、推理かSFばかり。
当時から、目利きは、古本の背どりをしていた。
古書店も、専門の本以外は、根付けも甘いので、あっちの店で買った本を、あっちの店で少しだけ高く売るのである。
ファン同士で、シリーズ本の、交換は普通だった。
背どりが出来るような先輩は、尊敬されていた。
値段交渉もできるのだから、買う方の問題だと思う。
絵画も、定価があるわけではない。
商売は、流通業は、すべて転売だと思うのだが。
本は売らず、すべて差し上げます。
読んでくださるのなら。 湖山泰成
