診療報酬全体改革案
現在の診療報酬制度を変えずに、診療報酬を上げても、経営問題は、解決しない。
制度全体を改革して欲しい。
このままでは、地方の医療機関は、より利益が上がり、都会のコストの高い医療機関には、不十分のままだ。
地域格差、診療内容格差が拡大するだけだと思う。
私が思うに、改革案は、3つ。
1番目は、地域格差加算を、自治体がつけて、負担する。
税収入が高い自治体ほど、加算をつける。
2番目は、差額ベット料金を徴収できる病床の拡大。
つまり、個室料を取れるベットは、現状は、病室の50%までとなっている。
介護施設、高齢者住宅は、全部個室が定められていて、大部屋多床室や、差額なしのベットを認めていない。
例外は、古い特養ホームくらいで、新設施設では、許可にならない。
高齢者施設は、アメニティ優先で、全個室で、しかも、個室料の減額を認めていないのである。
施設側の経営努力で、一部個室料を減額したいのだが、現状では、それは介護保険上は、不法行為になってしまう。
おかしいと思う。
それでいて、医療については、差額ベットには規制が強い。
運用についても、患者側の要請、了解がないと個室料は請求できない。
3番目には、混合診療を東京などの、六大都市には、認める。
患者負担の、公平と公正は違う。
現場経営者からの、希望である。
これらの改革は、医師会が反対しているので、私の希望は無駄、無意味である事は、理解している。
私も、医師会、病院会の意向には、逆らわない。
全員が、納得できる政策はないと諦めている。
ただ、国民に、本質的な制度上の問題点を知ってほしいのである。
事業者は、自業自得である。
多くの、病院も、介護施設も、自分で首を絞めている。
血糖157 体重74.0 深夜のチョコレートは食べ損ねた。 役員会が続く 理事長 湖山泰成
