泰成君のプラネタリウム

泰成君は小学校3年生。
夏休みだったと思う。
両親は、科学少年を目指す泰成君の為に渋谷のプラネタリウムに連れて行ってくれた。
当時の車は、オースチンだったか、フローリアンだったか。
渋谷に向かう車中で、助手席に母に、プラネタリウムとは何かと聞いても、星空が見える、行けばわかるとしか答えてくれない。
泰成君は、好奇心で質問を繰り返したが、両親は、その悩める泰成君を面白がっていた節がある。
実際に、渋谷の大きなビルの屋上のドームに入ると、人工の夜景、流れ星、銀河に圧倒された。
その日は、銀河を飛翔する夢を見た。
同行の妹は、その日を覚えていないようだ。
すぐに、寝てしまったのだろう。
その後、そこには、デートで行ったことがある。
その時の彼女は、今はどこかで、星空を見ているだろうか。
プラネタリウムは、日本人の心象に合うのだろう。
その後、池袋、そして、有楽町にも出来た。
家庭用の小型プラネタリウムも、ヒットした。
昨日、新しい渋谷のプラネタリウムを見に行った。
おじさんの癒しのつもりだったのだが、観客は、女性が多く、家族連れはいなかった。
泰成君の魂は、まだ、地上に縛り付けられていて、銀河に飛翔できないでいる。
今日の基本会議が終わったら、有楽町のプラネタリウムに行ってみようと思う。
オープンの時、一回行った切りだ。
あの時は、デートのカップルばっかりだった。
有楽町は、おじさんの街だぞ。
怯むことなく、行ってみよう。
泰成君の夢は、今も銀河を見上げている。
船は、エンタープライズか、宇宙戦艦ヤマトか。

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血糖162 夕食は渋谷で、BLTサンド。
銀河を彷徨う魂 湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅理事 湖山 泰成

銀座湖山日記

Posted by kobayashi