ガラスの天井も壁も破る
医療は、専門職の集合体である。
看護師も、検査技師も、放射線技師も、薬剤師も、栄養師も、とにかく全ての技師職は、実質的には、医師の指示の下にある。
指示権も最終責任も、全て医師に集約されている。
この医療の職種資格制度の制限は、実態的には、日本が1番厳格ではなかろうか。
アメリカの診療看護師であれば、権限も、年収も、分野の制限があるが、医師に限りなく近い。
院長業務も、医師専権だ。
日本の医療の専門技師の多くは、病院で働いている。
少なくとも、病院が1番、望ましい職場だと思われている。
もっと、社会で幅広く、その医療専門知識を活かして、働いて欲しい。
厚生省も、医系技官として医師が働いているが、あくまでも専門職の扱いだと思う。
看護師の、役人や、社長や、ホテルの支配人が生まれても良いではないか。
とにかく、日本は、資格を取ると、その分野の専門技師として、医療機関で働く事を優先する。
医学部出身の、政治家や、映画監督や、ジャーナリストや、社長がもっといても良いではないか。
法律制度の緩和もあるが、本人の意識が、専門技師としてありたいと凝り固まっている。
社会がそう考えているからだが。
大学の卒業学部でしかない。
そう、割り切って、専門知識をもっと、幅広く社会に貢献すべきではないか。
その事を、私は、医療の社会への浸透と拡散と言っている。
若者よ、病院から世界へ出でよ。
君たちの職場は、病院に限らない。
患者のいる所、病気のある所が、全て、君たちの活躍の場だ。
管理者や、経営者になっても構わないのだ。
ガラスの天井だけではない、職制のガラスの壁も打ち破ってしまえ。
元々、湖山には、壁も、塀もない。
広い社会の野原を見て欲しい。
知識と資格は、自分の能力と可能性を制限するものではない。
世界を広げる、無限の知識と見識だと思う。
私は、そう思って、自分の世界を広げて来た。
誰でも出来る。
意識の持ち方次第なのだ。
能登地震152日
血糖121
意識の拡大 湖山G代表 サンダーバード代表 湖山 泰成