最強の脇役

大学で、講義をする機会があれば、私は、大抵、映画を取り上げて、紹介する。

主人公が、癌の末期であったり、若年性認知症になったり、難病であったりする映画である。

死の恐怖、苦しみ、人生とは何か、家族とは何か。

悶え苦しむ主人公の演技は、名優にとって、演技力の見せ所である。

賞を取る事も多い。

主人公は、現実の拒否から、受容へ変わっていく。

その時は、当事者1人の努力、悟りではない。

必ず、人生の同伴者、パートナーのさりげない協力、愛情がある。

主演は、肩に力が入って、臭い演技になる場合が多い。

シェークスピア悲劇のように。

でも、落ち着いて、スクリーンの片隅を観て欲しい。

傍に、静かに目立たないように、主人公を優しく見守っている人がいるはずだ。

奥さん、兄弟、家族、友人、時には、会社の上司。

そう、そこには、名脇役がいる。

最近の大ヒットした、チャンバラSF映画もそう。

切られ役の脇役が、名演技で主役となり、素晴らしい映画となった。

私達、医療介護の世界では、患者、高齢者、園児が主役。

私達は、当人の人生の同伴者、フェロートラベラー。

私達は、脇役なのである。

そう、私達は主人公を立てて、光り輝く人生となるように、名脇役になろうではないか。

湖山Gにおいては、現場が舞台。

舞台の上に上がって、スポットライトを浴びて、観客の拍手を受けるのは、現場の君達だ。

今年の新入職員の皆さん。

私のお客様は、現場の君達だ。

私は、君達の人生を輝かしいものにする、名脇役の経営者である。

切られ役には、慣れている。

さあ、何時でも、掛かってこい。

私は、手ごわいぞ。

血糖240 お土産の福島の饅頭、新潟の柿の種、検食の為、致し方無し、お許しあれ。

足腰筋肉痛。

湖山G代表 サンダーバード代表 健康の駅副会長 日本棋院評議員 湖山泰成

銀座湖山日記

Posted by shimada