医療看護介護一体

30年前、看護師と介護福祉師とで討論会があった。
双方の関係をどう位置付けるか。
看護師は、介護は看護の一部だと主張した。
准看護師も、看護師として認めないような人だったから、介護は、看護助手のように位置付けていたように思う。
看護師は、大きな看護の円の中に、小さな丸を描き、それが、介護で、看護に含まれる看護の一部だと考えているようだった。
私は、富士山のような山の絵を描き、五合目までが生活介護、8合目までが看護、そして、その上が医師の医療と描いた。
当時の看護師の納得は得られなかったが、今でもその位置付けは正しいと思う。
世の中には、医療福祉施設体系を、学校のように、小学校、中学校、高校のように区別、差別できると考えている人がいる。
生徒の肉体、知識の差は確かにあるが、提供者の教師の価値は同等だ。
高校の教師と、小学校の教師と、能力と給与待遇に差はない。
でも、医療介護においては、所得に大きな差がある。
医師をトップに、次は看護師、パラメディカルスタッフ、そして介護。
施設によって、資格者を変え、それによって、人件費を差別化し、病院より安い費用で施設運営が可能と考えている。
教育において、小学校は、高校に比べてレベルの低い内容で、教師も安い給与で良いなどとは誰も思うまい。
でも、医療施設と介護施設の費用の差をつけるために、医療と介護の区別をしていることに関しては、誰も疑問を抱かない。
1人の人間の生命維持に、医療と介護を分離する事が、可能だろうか。
寿命が伸び、重介護でコロナで、誰もが病気治療が必要な時代。
医療と介護の提供を、施設で分離するのは、かえって人手と経費がかかるのではないか。
医薬分業も、同じ問題が起きていると思う。
どなたか、今の政策は正しい、私の疑問は間違っていると、納得させて欲しい。
どなたかいらっしゃいませんか。

パルスオキシメーター 98・98・99
体温36.7 血糖221

無資格者 代表 湖山 泰成

銀座湖山日記

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